数社から借金を抱えて、もうどうしようもない状態になっている方も少なくありません。
人間、お金のことで切羽詰ってくると、他のことにも余裕がなくなり、他人にもなかなかやさしくできませんよね?
こういった状況から脱出するためには、借金を一本化するのもそうですが、各地方に存在している「≫国民生活センター」などに代表される各相談窓口を利用するという方法もあります。
ただ、借金の相談といっても、今ある借金がスグなくなるわけではありません。
また、いわゆる「グレーゾーン金利」が普通に適用されていた時代から借り入れを続けている方なら「過払い金」が発生している可能性が高いので、うまくいけば払い過ぎたお金を取り戻すことができるでしょう。
まあこれも全額戻ってくるわけではありませんし、何より個人でやるにはハードルが高すぎるので、結局、費用のかかる弁護士や司法書士にお願いすることになります。
いずれにせよ、まずはローンを一本化するなどして、できるだけ自分で借金問題を解決したいところです。
しかし、もうこれ以上ムリ!というところまで切羽詰まってしまったら、先ほど紹介した国民生活センター以外にも、以下の様な相談機関がありますので、一度自分の借金について話を聞いてもらったほうが良い解決法が見つかるかもしれません。
各借金相談窓口一覧
- ≫日本司法支援センター(法テラス)
国が設立した法律に関する「総合案内所」。借金問題だけでなく様々な法律上のトラブルに関して相談できます。 - ≫日本弁護士連合会「弁護士会の法律相談センター」
弁護士に相談したいならココ。個人では難しい任意整理等をお考えの方へ - ≫日本司法書士会連合会「総合相談センター」
こちらは司法書士の借金相談窓口。任意整理は弁護士だけでなく司法書士でも可能です。 - ≫公益財団法人日本クレジットカウンセリング協会
ナイト的には一番信頼できそうな借金相談窓口。「消費者保護の立場から公正・中立なカウンセリング」と謳っています。 - ≫クレジット サラ金被害者の会
借金を抱えすぎて、既に返済も滞っている方の最終手段としたい。 - ≫日本貸金業協会「貸金業相談・紛争解決センター」
貸金業法に基づく自主規制機関として内閣総理大臣の認可により設立された公的な借金相談窓口。中立性はキチンと保たれているので利用する価値は高い。
まとめ:任意整理等は最終手段としたい
結局、借金の相談といっても、そのほとんどが任意整理や個人再生などの提案に過ぎません。
これらは確かに借金で首が回らなくなった方にとって有効なのは間違いないのですが、メリットがある分、デメリットもちゃんと存在します。
具体的には≫こちらの記事で詳しく解説していますが、ナイト的には安易に任意整理(過払い金返還請求は除く)を行なうべきではないと考えます。
将来に対してのデメリットが大きいと感じるからです。
だからできるだけ借金をまとめるなどして、自力で借金問題の解決をおすすめしたいのですが、これ以上はもうダメだ・・・というところまできてしまったら、コチラで紹介した各相談窓口で問い合わせてみてください。
まず今の生活レベルを落としたり、車などの財産を処分したり、バイトや副業などで収入を少しでも増やす努力をすれば、大体の借金問題はなんとかなるのではないでしょうか。
要は「本気で」今の借金をなくそうと思っているのか、そこに尽きると思います。
それでもダメそうなら、無理せず借金相談窓口に駆け込んでください!